以前書いた「デジタルビデオカメラ購入ガイド:どれを買うべきかの経験談」という記事で、新しいカメラの導入計画について触れましたが、最終的に我が家にやってきたのはソニー(SONY)製の「HDR-XR500」でした。光学ズームと1080p画質に対応したコンシューマー向けモデルです。今回の開封記事では、このビデオカメラについて詳しく紹介していきます。

2010年のビデオカメラ市場動向に詳しい方なら、「なぜ今その機種なのか?」と少し不思議に思われるかもしれません。

その通りで、実はこのモデルはソニーが2009年に発売した製品です。2010年当時の店頭主力は、すでにHDR-XR150(CX150)、XR350(CX350)、XR550(CX550)といった、より新しく高性能な後継ラインナップに移行していました。

台北の有名なカメラ街「博漢エリア(博愛路・漢口街周辺)」では、「確固たる信念を持って臨まなければ、現地の店員に丸め込まれてしまう」というのが昔からの鉄則です。

そして、このビデオカメラが我が家にやってくることになった経緯にも、まさにその手の匂いが漂っています。

もともと私の第一候補はCX350でした。家族に対しても「必ず何軒も回って相見積もりを取ること」と口を酸っぱくして言い聞かせていたのです。ところが、最初に入った1軒目の店主と2時間も話し込んでしまい、頭がくらくらしてきたところで、うっかり契約書にサインしてしまいました(遠い目)。

HDR-XR500を選んだ最大の理由は、価格帯がCX350とほぼ同等でありながら、基本性能は1年先代のフラッグシップであるXR550に近かったからです。

店主と2時間の間でどんなやり取りがあったのかを細かく話すと長くなりすぎるので割愛しますが、私は店主に対して非常に多くの質問を投げかけました。中には答えを最初から知っている質問も含まれていました。なぜそんな質問をしたかというと、相手の商人としての誠実さを見極めるためです。

結論から言うと、その店主が手放しで誠実だったとは言えません。なぜなら、自分でもよく分かっていない仕様について適当にその場しのぎの嘘をつく場面がいくつかあったからです。たとえば、XR500単体ではXR550のように外付けハードディスクへ直接ダイレクトバックアップする機能はないのですが、店主は「できる」と言い張っていました。とはいえ、ここで店舗名を晒すような無粋な真似はしません。某駐車場の出口を出てすぐ右手の店、とだけ言っておきましょう(おや)。

2018年10月追記:先日久しぶりに博漢カメラ街を訪れたところ、この店舗はすでに閉店・倒産していました。

本題に戻りましょう。ソニーの外箱を開けると、中にはさらに2つの小さな箱が入っていました(心の声:これはサプライズプレゼント箱でしょうか?)。

箱の1つは、ソニー純正のキャリングケースでした。上蓋部分は、もともとカメラ本体と標準付属バッテリー(NP-FH60)を収納する分には十分なゆとりがあり、蓋とケース本体が綺麗に一体化する設計です。しかし、今回は別途大容量バッテリー(NP-FH100)を購入していました。この大容量バッテリーを装着した状態でカメラをケースに収めようとすると、バッテリーの出っ張りが邪魔をして蓋が閉まらなくなってしまいます。幸いにもソニーはそのあたりをよく考えており、上蓋の固定高さを調整できるよう設計されていたため、大型バッテリーを装着したままでもすっきりと収納することができました。

さらにソニーは予備バッテリー用の小型ポーチも付属させており、キャリングケースのサイドに吊り下げて持ち運べるようになっています。こうした細やかな配慮は非常に好印象です。

そしてもう1つの箱が、本日の主役であるXR500本体の化粧箱です。開けると分厚い取扱説明書や付属CD-ROM、保証書などがぎっしり詰まっていました。ソニーの公式サイトで製品登録を行うと保証期間が数ヶ月延長される特典があるので、忘れずに登録しておきたいところです。

ただ、どういうわけか私の製品登録はエラーになってしまいました。カメラを販売した店舗側の在庫管理や仕入れルート(並行輸入や展示品など)に何か事情があったのかもしれません。購入時にも、店員が何かを誤魔化そうとするような不自然な挙動が垣間見えました。とはいえ、本体の状態が新品同様で価格も相場より安かったため、個人的には納得して受け入れることにしました。

箱の内部には各種純正アクセサリーが揃っています。付属の小型バッテリーは純正リチウムイオン電池です。店主は「工場出荷時は完全に空っぽ」と言っていましたが、過去の知見や精密機器メーカーとの付き合いからすると、通常は保管や輸送時のセル保護のために一定の電力がプレ充電されているはずです。その点を店主に尋ねてみたところ、彼は得意げに「それこそがソニーの凄さなんですよ」と言い放ちました。その表情は、まるで明朝の時代劇に出てくる宦官の悪巧み顔を思い出させました。

本機はハードディスク内蔵の「XR」シリーズであるため、フラッシュメモリ専用機に比べるとボディはやや大柄です。また、追加購入した大容量バッテリーですが、冷静に考えるとそこまで必要ではなかったかもしれません。カメラの後部に巨大なバッテリーが突き出している姿は、お世辞にもスマートとは言えません。なお、レンズ部にはソニーが誇る「Gレンズ」の刻印が見られます。実際に何本かテスト撮影してみたところ、画質は確かに優秀でした。ただ、自分の好みの質感とはわずかに異なり、少し輪郭がクリアすぎる(硬すぎる)印象も受けました。

店舗選びのドタバタはさておき、カメラ自体は非常に満足度の高い選択肢でした。並行輸入品を選べばさらに安く手に入ったかもしれませんが、高額な精密機器である以上、やはり保証や初期不良対応は重視したいところです。いくら自分で気をつけていても、不慮のトラブルは防ぎきれませんから。もっとも、ビデオカメラを買ったことで、今度は動画の快適な編集・処理のためにPC用のビデオキャプチャカードまで買い足す羽目になり、物欲の底なし沼に足を踏み入れてしまったようです。

参考文献
  1. 製品:Sony HDR-XR550 デジタルビデオカメラ
  2. 備考:本開封記事の写真データは過去のブログ移転時に消失してしまいました。詳細な仕様や外観については、上記の製品公式情報をご確認ください。
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