12日午前5時すぎ、秋田県北秋田市の秋田内陸縦貫鉄道(秋田内陸線)で列車が脱線・横転する事故が発生しました。阿仁合駅から角館駅へ向かっていた乗客のいない始発列車が、出発からわずか数分後に線路上に倒れていたスギの木に衝突し、そのまま線路脇へ脱線して横転しました。
運転席には50代の男性運転士が1人で乗務しており、車両の変形によって一時車内に閉じ込められました。消防が救助用資機材を用いて救出活動を行い、事故発生から約3時間後に無事救出されました。
運転士は顔などから出血し全身の痛みを訴えたものの、意識は清明で命に別条はなく、病院へ搬送され手当てを受けています。
事故現場は萱草駅付近で、警察の現場確認によると、線路上に強風で倒れたとみられる大きなスギの木が横たわっており、これが脱線・横転の直接的な原因とみられています。
この事故の影響により、秋田内陸線は阿仁合〜角館駅間の全区間で運転を見合わせており、運転再開の見通しは立っていません。秋田の山あいを走る風光明媚なローカル観光鉄道として親しまれている路線だけに、突然の倒木事故は地域住民や鉄道ファンに大きな衝撃を与えています。
幸いにも早朝の回送を兼ねた始発列車で乗客はおらず、大惨事は免れました。
警察と鉄道会社が事故原因の調査を進めるとともに、東北地方では強風が続いていることから、山間部を通る交通機関や周辺住民に対して倒木への警戒が呼びかけられています。
報道参照元:日テレNEWS NNN:秋田内陸線の始発列車が脱線・転覆 乗客なしも運転士がけが 現場付近の線路上にはスギの木 北秋田市
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