両岸間の人的往来と文化・観光交流をさらに拡大するため、中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)は2025年6月25日、台湾住民を対象とした新たな優遇措置を発表しました。
2025年7月1日から2027年12月31日までの期間、初めて中国本土を訪れる台湾住民(いわゆる「首遊族(初訪問者)」)を対象に、渡航証票である「台湾居民来往大陸通行証(通称:台胞証)」の発行手数料が完全に免除され、手数料ゼロで取得できるようになります。
この政策により、申請者1人あたり約1,500台湾元(約7,000円相当)の発行費用が節約できることになり、中国本土旅行を計画する旅行者にとって絶好の機会となります。
手数料無料化政策の概要
現行の規定では、台湾住民が台胞証を申請する場合、通常手続き(約6営業日)で約1,500台湾元の証紙代が必要となります。
初めての旅行を検討している若者や家族連れにとって、事前の旅券発行コストは少なからぬ負担となっていました。今回の措置は国台弁、財政部、国家発展改革委員会、国家出入国管理局が共同で策定したもので、渡航への経済的ハードルを大きく引き下げることを目的としています。
初めての旅行におすすめの人気目的地
広大な国土を持つ中国本土には、豊かな自然、深い歴史遺産、そして最先端の近未来的都市が共存しています:
- 福建(泉州・厦門):台湾の文化や言語(閩南語)のルーツであり、鼓浪嶼(コロンス島)の美しい海岸風景や開元寺などの歴史建築が親しみやすく、初めての旅行に最適です。
- 北京:紫禁城(故宮博物院)、天壇、万里の長城といった世界遺産と、798芸術区のような現代アートスポットが融合した文化の中心地です。
- 上海:外灘の歴史的建築群と浦東陸家嘴の超高層ビル群が織りなす東洋の真珠。グルメやショッピングを満喫できます。
- 西安:兵馬俑や大雁塔、城壁など、幾重にも重なる千年の歴史を肌で体感できる古都です。
- 杭州:西湖の優美な景観や龍井茶の香り漂う緑豊かな街並みで、優雅なひとときを過ごせます。
申請手続きの流れ
初回の台胞証申請は、指定の旅行代理店や代行窓口を通じて行われます。主な必要書類は以下の通りです:
- 身分証明書(台湾身分証または戸籍謄本)
- 規定サイズの証明写真(白背景・直近撮影のもの)
- 記入済みの申請書
手数料免除の適用により、申請者は実質的な事務代行手数料等のみで証書を取得できるようになります。
渡航時のアドバイス
- ベストシーズン:秋(9月〜11月)は各地で過ごしやすい気候が続き、観光の黄金期となります。
- モバイル決済の準備:現地ではキャッシュレス決済(AlipayやWeChat Pay)が主流となっているため、出発前に海外クレジットカードの連携を済ませておくことをおすすめします。
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