Googleは、2025年5月1日以降、従来の「無償版G Suite(Legacy Free G Suite)」を利用している組織アカウントに対して、新たな「プールストレージ(Pooled Storage)」方式を順次導入することを発表しました。この変更により、追加費用を一切発生させることなく、組織内のストレージ管理がより柔軟かつシンプルになります。
プールストレージとは:組織全体の容量を一元共有
これまでGoogleは、Google Workspaceの有料プランにおいてプールストレージを展開してきました。従来の「ユーザー1人あたり15GB」といった個別固定の上限管理を廃止し、ドメイン全体の割り当て容量を単一の「共有ストレージプール」として統合するモデルです。
2025年5月1日以降、無償版G Suiteのユーザーもこのプールストレージ方式へ自動移行されます。ドメイン管理者は「Google 管理コンソール」の「ストレージ」画面から、組織全体の利用状況を一目で把握し、必要に応じてユーザーごとに柔軟な割り当てを行えるようになります。
追加費用なし・組織の総容量は維持
Googleの発表によると、今回のアップデートによって組織に付与されている総ストレージ容量が削減されることはなく、追加料金も発生しません。全体の容量を全ユーザーでプールして共有できるため、使用量の少ないメンバーの余剰枠を、データ量の多いメンバーが有効活用できるようになり、特定個人の容量オーバーによる受信不能リスクを低減できます。
容量追加の拡張オプション
もし組織の成長に伴ってストレージが不足した場合でも、管理コンソールから100GBまたは1TB単位で追加ストレージを手軽にアドオン購入できるオプションが提供される予定です。
管理者が事前に行うべき準備
5月1日の移行に向けて、組織のシステム管理者は以下の点を確認しておくことを推奨します:
- 管理コンソールで組織全体の現在のGoogleドライブ・Gmail・Googleフォトの容量消費を把握する。
- 特定のユーザーが異常な容量を消費していないか監査する。
- 必要に応じて組織部門(OU)ごとに上限ルールを設定する方針を検討する。
今回の改定は、長年無償版G Suiteを運用してきた中小規模の組織やコミュニティにとって、管理工数を大幅に削減する歓迎すべき改善となります。
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