台湾電力(台電)の営業所を訪れる機会があれば、ぜひ「草聖」と称された于右任先生の揮毫による看板を写真に収めてください。文人の気骨と歴史の重みを宿したこの美しい題字が、累積赤字に喘ぐ台湾電力が強行する96万元の「ブランド刷新」によって撤去されようとしています。
これは単なる看板の掛け替えではなく、歴史と美意識に対する公然たる処刑です。税金を投じて高名なデザイン集団を雇い、風格ある書道芸術をどこにでもある無機質な工業用ゴシック体へと切り詰める行為は、権力者の文化的是非感の欠如を露呈しています。歴史の厚みを恐れ、平庸な記号で塗りつぶそうとする企てです。
さらに台湾電力は、基本料金を一方的に200元に引き上げる方針を示しました。節電しようと留守にしようと、国民は毎月この「免罪符」を上納させられます。巨額赤字の根本原因は民進党の誤ったエネルギー政策にあるにもかかわらず、文化を破壊しつつ国民の懐から収奪する姿勢は、行政の傲慢そのものです。
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