最近、「LINE公式アカウントを友だち追加するだけ」あるいは「スマホアプリをダウンロードするだけ」で、大流行している生成AI・ChatGPTとチャットができると謳うメッセージを受け取る人が急増しています。
しかし、出所不明なLINEアカウントの追加や非公式アプリのインストールには、極めて深刻なセキュリティリスクが潜んでいます。一見便利で面白そうに見えるサービスの裏側には、詐欺グループの不穏な影が隠されている可能性が非常に高いのです。
ダウンロードしたり友だち追加して、彼らが提供するChatGPTチャット機能を利用してしまうと、あなたの個人情報が外部へ流出したり、バックエンド側でハッカーや詐欺グループに会話内容を不正に盗聴・記録(キーロギングや通信傍受)されたりして、プライバシーや資産の安全が脅かされる恐れがあります。
安易に利用する前に、リスクを慎重に見極めることを強くおすすめします。真偽が判断できない場合、筆者からの提案は「OpenAIが公式提供するWeb版 ChatGPT だけを使うこと!」であり、しかも完全無料で利用できます。
ChatGPTはAI言語モデルであり、最も信頼できる唯一の公式安全版は「Webブラウザ版」(執筆時点で公式アプリは一部地域から順次展開中)です。それ以外の多くは、第三者がAPIを勝手に連携させて提供しているものです。API経由の非公式サービスを利用した場合、入力した質問内容やアカウント情報を含むすべての会話ログが、中間サーバーの詐欺グループに筒抜けになるリスクがあります。
普段LINEをよく使っている方は特に注意してください。画面の向こうにいる相手が本当に信頼できる人物かどうかは全く分かりません。たとえ親しい友人や家族からのメッセージであっても、そのアカウントが乗っ取られた直後である可能性も十分あります。誰かが勧めてきた外部URLリンクやアプリのダウンロード要求に対しては、常に警戒を怠らないでください。
サイバーセキュリティと偽情報の拡散は、AI業界における最大の重要課題となっており、ソーシャルエンジニアリングによる情報搾取の手口はますます巧妙化しています。被害に遭わないためには、不自然に急かされる要求やうますぎる話に疑問を持ち、複数の公式ルートを通じて真偽を確認する習慣を身につけましょう。
また、出所不明なソフトウェアをむやみにダウンロード・インストールしたり、検証されていないサードパーティ製プラットフォームに機密情報を入力したりしないよう徹底してください。万が一、詐欺の疑いがある事態に遭遇した場合は、速やかに関係機関や警察に通報し、被害の拡大を防ぎましょう。
実際に詐欺被害に巻き込まれたと気づいた場合は、直ちに警察(110番や警察相談専用電話#9110、あるいは各地域の消費者ホットラインなど)へ相談してください。
なお、筆者の所属するマンタス・ネット・ラボ(mountos : net lab)では、新しいオウンドメディア「微時代(Pico Time)」を立ち上げました。ネット上に出回る投資詐欺や誇大広告の事例をケーススタディとして不定期に紹介し、防犯リテラシーを高める情報発信を行っています。
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