台湾(中華民国)政府は、2022年度(民国111年)における税収超過分を国民に還元するため、「コロナ後の経済・社会の強靭化及び全国民による経済成果共有特別条例」を制定し、全国民を対象とした一人あたり現金6,000台湾元の一律給付(全民普發現金)を実施することを決定しました。
給付の対象者・受給資格
政府が指定する受付期間内において、受給資格を満たす対象者であれば、一人あたり6,000元を受け取ることができます。
主な対象者は以下の通りです:
- 中華民国国民(台湾・澎湖・金門・馬祖等で生まれ、出生証明書を取得した新生児を含む)
- 各級政府機関から公務で海外駐在している職員および台湾国籍を有するその扶養家族
- 台湾国民の配偶者であり、居留許可を取得している中国大陸住民、香港・マカオ住民、および外国人
- 台湾の永久居留証(プラチナカード等)を取得している外国人
6,000元を受け取る5つの方法
今回の6,000元給付では、住民の利便性を考慮して「オンライン口座登録振込」「ATM現金引き出し」「郵便局窓口受け取り」「直接振込」「指定遠隔地での名簿配布」の5つの受取ルートが用意されています。
- オンライン口座登録振込:公式サイト(6000.gov.tw)にアクセスし、振込先銀行口座を登録
- ATM現金引き出し:提携金融機関12行(郵便貯金を含む)の指定ATMで受け取り
- 郵便局窓口受け取り:郵便局の営業時間内に窓口で直接受領
- 直接振込:年金受給者など特定の対象者は登録不要で既存口座へ自動入金
- 指定遠隔地での名簿配布:金融機関の少ない一部の遠隔地域(屏東県獅子郷、花蓮県万栄郷、台東県金峰郷)を対象に名簿照合で現地配布
給付に便乗した詐欺への警戒
今回の現金給付は春節(旧正月)前に当時の蘇貞昌行政院長が方針を決定し、就任した陳建仁行政院長が詳細な実施手続きを引き継ぎました。具体的な支給時期は、立法院での特別予算案可決および法的手続きの完了後に、行政院から正式に発表される見通しです。
制度発表から実施までに期間が空くことから、この隙を狙った偽サイトやフィッシングSMSなど、悪質な詐欺手口が複数報告されています。
出所不明のリンクや「事前に手数料を支払えば優先的に受け取れる」といった虚偽の案内に決して惑わされないよう十分ご注意ください。不審な連絡があった場合は、内政部警政署の詐欺対策専用ホットライン「165」へ相談することをおすすめします。
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